3. 点火装置
空気とガソリンの混合気をシリンダーで圧縮すると、混合気は高温高圧のガス状態になり、着火しやすくなっているそこに高電圧の火花を飛ばして混合気に点火し燃焼させます。この装置はガソリン機関独特のもので、次のようなもので構成されています。
(1)バッテリ
点火装置の電源で、通常12ボルトまたは24ボルトのバッテリを装備しています。
(2)コンタクト・ブレーカ(断続器)
エンジンが点火するための火花を必要とする時に、点火コイルの一次側コイルに流れている電流を断続させる。
(2)イグニッション・コイル(点火コイル)
一次側コイルの電流を断続することで、二次側コイルに、混合気に点火するための高電圧(約20,000ボルト)の電流をつくる。
(4)ディストリビュータ(配電器)
点火コイルの二次側で発生した高電圧の電流を各シリンダのスパークプラグに分配する。
(5)プラグコード
高電圧の電流をディストリビュータから各スパークプラグに送る。
(6)スパークプラグ
高電圧の電気により、シリンダ内の混合気に火花を飛ばして点火する。
点火装置
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